- 写真、自然について-

デジカメを買ってから、4年ぐらいになります。
ちょっとした区切りのような感じなので(気分がです)、 最初は気付かなかった事とか、
最近思った事など、語ってみました。

カメラ、写真は昔から好きで父親のカメラ(当時はフィルム写真です)でよく 撮っていました。
シャッターを押す感じ(ちょっと重たい感じかな)あれが好きでした。
で、当然フィルムだと出来上がって来ないと、どうなっているのいるのかわからないし、
全滅なんて事もありましたが、上手くいった時なんかは嬉しいものでした。
そして時代はデジタルへ。
あの頃より数段使い易くなり、すぐ確認できたりしてムダ(私の場合です)もなく
とっても便利になりました。
あのシャッター音とかフィルム巻き上げの音とかを感じられないのは残念ですが…
またカメラを始めるきっかけになったのは、数年前、藤の花を見た時です。
その藤は、残念ながら宅地造成の為その年切られてしまいました。
その年藤自身が、それを感じていたかのように、松の木にからみついて成長していたので
松の枝一面に花をつけました。
この藤は野生の木で人にお世話されてるわけでもないのに、見事なものでした。
毎年見ていましたが、そんなに花をつける事は無かったので、びっくりしました。
で、あんまり見事だったので、どーしても残しておきたくて、「写るんです」登場です。
でもあまり綺麗に撮れるもんでもないので、これは悔しいと思いデジカメを買いました。

デジカメを買って、しばらくしてからその時いた会社を辞めたのですが、
あまりに忙しかったり、イヤな事だらけの所に長くいると人間壊れます。
花やがきれいだとか、季節の移り変わりさえも気づかなくなって、
何だか乾いてて、カサカサ、ザラザラ、スカスカの人間になってました。
その時はそれさえも気付いてないし…
で、プータローをいいことに、まず空を撮りました。
だいたい会社に行っていると見る事ないし… あとは花を撮ったり。
そうしている内に、こんなに綺麗なもんだったんだなって気付いて、
カサカサ、スカスカの心が少しづつ潤っていったみたいです。
「写真を撮る」って事で、自然と向き合ってたんだなと今では思います。
(なんだか凄い事言ってますが、写真の出来はおいといてくださいね)
自然が凄くて、きれいで、時にとんでもない奇跡を見せてくれるし、
二度と同じ事は無いし、やっぱり自然はすばらしいと感じられるようになって良かったです。
このすばらしい自然に感謝です。

ちょっと心が、カサカサ、ザラザラ、スカスカになっちゃったなと思う人、
是非お近くの公園で充分ですので、カメラを持って行くのもいいし、
何も持たずブラっと行くのもいいし、実物の自然と向き合ってみてください。
ちょっと嬉しい気分になれるはずです。多分…
それが無理な人は、上(空)を見るだけでも結構違ってきますよ。
でもプータローは長くやってはいけません。今度は財布がスカスカになます。
バランスが大切ですな。
でも、心がザラザラの時って自分じゃ分からないですよね。
後で気付きました。早めのケアが大切です、心もお肌も。

(背景の写真はその藤です)

08.04